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みんなでつくる希望の京都−山田啓二の希望のマニフェスト−
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VOL.6 2005年12月9日

 師走

 師走。しわす。例年だが、12月になると途端に気ぜわしくなる。先生も走るが、知事も走り回る。
 役所の節目は3月末だが、やはり年の締めくくりも大きな節目である。積み残しの仕事を年内にやり遂げたいという気持ちは職員も私も同じで、この時期は互いに鬼気迫るものがあるし、来年に向けての予算編成も佳境に入る。府民の皆様の暮らしを思うと、あれもこれもしたいことはあるが、厳しい財政状況の中で、どれを選択すべきか。師走ならぬ、「志忘」にならないよう必死になる季節だ。
 さて、京都の師走の風物詩といえば南座の顔見世興行。先頃、坂田藤十郎さんと対談する機会を得た。
 今年の顔見世興行は、藤十郎さんの襲名披露をかねている。藤十郎さんのお話しからは、上方歌舞伎、和事を大きく広めたいという熱い思い、藤十郎の名にかける思いがひしひしと伝わってきた。
 なによりも人間国宝として歌舞伎の最高峰に立ちながらも藤十郎を襲名し、さらに挑戦されるお姿には、ただ、ただ、頭をたれるばかりだ。
 藤十郎さんは、京都ご出身ということもあり京都談義にも話が弾んだ。私はよく「京都から発信」という言葉を用いるが、藤十郎さんは京都は既に世界へ飛び出しているとおっしゃった。京都の文化は世界の文化である。
 それにしても、京都は先端技術と伝統文化がシンクロする不思議なまちである。
 京都府では、京都の力である文化力により地域を活性化する「京都府文化力による京都活性化条例」を制定した。文化、芸術は地域を豊かにし、その振興はまた新たな文化を創造する。そういう良い循環を生み出し、地域を元気にしたいという狙いだ。
 奇しくも藤十郎さんがおっしゃった和事。和とは、やわらぐ、なごむ、力を合わせる、混ぜ合わせるなどの意味がある。様々な文化と人を和し、京都を活性化していきたい。
 和事と知事。なにか似ていませんか。私も京都の人の絆をしっかりつくっていける府政に全力をあげたいと思う。
 年の瀬から正月の間は、日本の文化をいつも以上に強く感じられる時。みなさんも大いに伝統と文化を楽しんでいただきたい。


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