山田 啓二(やまだ けいじ)

みんなでつくる希望の京都。

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やまだ通信

京都府知事ブログ

「打ち水」にみる京(みやこ)の智恵

「まるたけえびすにおしおいけ、あねさんろっかくたこにしき…」
この数え歌は、京都に生まれ育った方なら、誰でも口ずさめるから凄いですね。
京都の街が、縦横碁盤の目になったのは平安京建都の折ですが、今の町割は太閤秀吉の手によるといわれています。以来、400年以上にわたって京都の暮らしは、通りを挟む向こう3軒と両隣が、ひとづきあい~絆~の基本単位となって、今に至っています。

「打ち水」や「門掃き」という京都ならではの習慣も、常日頃からご近所さんに心を配り、時には我慢もしながら、狭い空間の中で円満で持続可能な人間関係を保つためのコツ。 お隣さんといえども、出しゃばらず、立ち入らず…でもそっと支え合う、という智恵。
他人(ひと)さんに迷惑をかけることを嫌い、相手との距離感を常に計って暮らしている。 たとえどんなに親しい間柄であっても、そこには必ず心配りがなくてはならないのです。
そうしたお互いを律する緊張感と相手の受けとめを気にする日常の意識があってこそ、生活を少しでも美しくしようとする感性が磨かれ、京都の生活文化に華をそえるDNAとなって受け継がれてきたのではないでしょうか。

京都は行くにはいいけど、暮らすにはしんどうね。京都の人は何考えたはるか、ようわからへんから…と、同じ関西の人からもよく言われることですが、そうではないのです。 こうした向こう三軒両隣の習慣をちょっとわきまえて京都の懐に入れば、その奥の深さにきっと出会えるはずです。
今も昔も、夢と志のある者を守り育ててきたのが、京都の誇りでもあります。

信頼や絆…「日本人のわすれもの」さがし。
そのきっかけは、きっと京都の暮らしの智恵の中にみつけることができると思います。

miyako03

「打ち水」は、京都らしいエコな暮らしぶりでも・・・

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